ぽつぽつ音楽野帳

小物楽器を野外で鳴らして、街角のピアノを弾いて、聞こえてくる音を聴いて。

2015-01-01から1年間の記事一覧

やさしい音

「やさしい音ですね」と別々の方から言われた。初めてのこと。

鍵盤ハーモニカ

鍵盤ハーモニカを持って公園に出る。シュールホフなどピアノ曲を2曲練習。指がずれにずれて大変だった。

公園の水辺に1時間半ほどいて、そのうち20分ほどオカリナを吹いただろうか。30分は吹いていない。あとは聞こえてくるものを聴いて過ごした。 あ、いや、やってきた鳩の相手をしたのでそれを入れると30分になっているかも。

ロビーピアノを弾くも音楽失調

それでロビーでピアノを弾いてきたのだけれども、録音を聴くと音楽失調が治っていない。 弾いている途中まではけっこうたくさん声が聞こえていたので、最後の「春に寄す」を弾き終えて立ち上がっておじぎをしたら、誰もいらっしゃらなかった。 (律動がおか…

街のピアノ

(浜松駅にもピアノがあるようなのだけれど、どれをRTしていいかわからない) (博多駅はピアノが恒久設置してあるということではないと思うけれど見ていないのでわからない) 自分の感覚だけれども、人前であるかどうか以前に、ピアノを鳴らすことができる…

それぞれの木の下で

このごろはメタセコイアの下でオカリナを吹く。四角の植え枡から根が植え枡の形にはみ出している。木の梺にはたぶんタネツケバナだと思う草の鞘が並んでいる。ときどきしゃがんだりベンチに腰掛けたりしてひととき過ごす。 そんなふうにしてその下で過ごす木…

わたしは小さなともだちのために歌う

Per Wingeというノルウェーの作曲家が書いた"Jeg synger for min lille venn"(わたしは小さなともだちのために歌う)という歌をきょうは演奏した。 わたしは小さなともだちのために歌う なんども なんども歌う じぶんや おかねのためにわたしは歌わない こ…

セントルイスブルース

公園でときどきお会いするブルースマンの方にセントルイスブルースのお手合わせをいただく。先週は私がブルースの基本を押さえていなくて大失敗したが、今度はおかげさまでいくらかかたちになった。

なんでもないおんがくをかえせ

O公園で聞いた話はかなりショックでもあり残念でもあった。というか公園含めて街には目的的でない場所はもう残っていないのかとあらためて思った。 音楽も「目的」に合ったものだけが許されるのではたまったものではない。そんなことをしていたら音楽がだめ…

伝説のトランぺッター

(大濠公園でフルートならたぶんあの方だ…明日も吹いておられるだろうか)[ツイート検索で見かけたツイートのこと] (大濠公園でいろんな方からお話を聞くのは伝説のトランぺッターの男性の方のこと。私も耳にしたことがあるかもしれないけれど以前は草を…

10年くらい前、折り紙で簡単な凧を作って、行く先々で場所と時間があれば揚げていた。久留米の筑後川河川敷で揚げた時は凧が見えなくなって川に落ち、糸を数百メートル分ぐらい引っ張って回収した。捨てずにとってある。 先日、舞鶴公園で家族連れの方々が凧…

海 〜 私はここにいます

浜辺で、この陽射しの下で、「春よ、来い」は似合わない気もしたけれど、吹いていたら「私はここにいます」のところで大海原を感じた。 東に開けている海は好きだ。東から海と空の光がやってくるととても新鮮に感じる。 (宮崎の海と空をどこかで思い出して…

石山寺と瀬田川

びわ湖マラソンをちらっと見ていてちょうど石山寺が映った。むかし、石山寺正面のおみやげ屋さんが並ぶ軒から大きな松の木が飛び出しているのを見た。木を伐らずにそのようにしてある様子だった。今日テレビで見たら変わらずそのままで、少しじんとした。 そ…

音楽は「そこにいる人」が奏でるものだった…

公園で小さなこどもさんを目の前にして演奏すると、こどもさんは最初たいてい「どうしたらいいかわからない」感じのとてもとまどった反応をなさる。たぶん、なにが起きているのかわからないのではと思う。 ひょっとしたらだが、今のこどもさんには、音楽はテ…

音楽を取り戻す

[音楽の]全体像がどこかへ行ってしまっていて(やっぱり何かが壊れたままだ)、録音して聴いてみるとアーティキュレーションがまるで「はまって」いない。しかたないのでテンポを落としてあえて無表情に吹き通すところからやり直してみる。 そして楽器を持…

鳥と口笛とスケールと

今日は時間があったので、大濠公園でスケールをたっぷりとおさらいした。曲を演奏するより好きかもしれない。 今日はけっこういろいろな鳥が来た。スズメも来た。メジロがこちらを見ていたのにはちょっと驚いた。 「春よ、来い」を吹いていたら、通りかかっ…

プラスティックのリコーダー

今日たまたま居合わせた野外ライブで演奏なさっていたデュオの方は、こどもの頃に使っていたとおっしゃるプラスティックのリコーダーを修繕して使っておられた。

拍手か足音か

「愛燦燦」を吹いていて、遠くから拍手のような足音のようなよくわからない音が聞こえて、きっと足音だろうと思って何もせず、ひょっとしたらまた失礼をしてしまったかもしれない。もう暗くて遠くはまったく見えなかった。もし私の勘違いだったらおわびした…

壊れたまま

なにかが壊れたまま、壊れる前から続けていたことを同じように続けようとしているのだとようやく自覚した。だからことごとく壊れている。音楽も。 音楽だけ直そうとしても直らない。 なので直そうとしないことにする。来週のピアノが終わったら、治るまでゆ…

いただく言葉

騒がしかったらしい。 [このツイートをする前に検索で見かけたボットツイートを自分のオカリナへの言葉だと勘違いした] いっぽうで、お世辞かもしれないけれど、いい音がしていたので…と来てくださった方も。お持ちの管の銘柄をうかがってびっくり。 何回…

桜の下で(公園最後の日)

今日会った子どもたちとはもう会うことがないかもしれない。「花は咲く」は卒業式で歌った、と、にこにこと笑っていた。 ここでしか会うことがなかった人たちが何人も、何人も。いつかまた、この桜の下で、会う日があるなら。 それがこの次の春であってほし…

次に来る春へ

「さくら(独唱)」もあらためて練習したけれど、明日は、もし機会があれば、自分が作った「桜」を演奏しようと思う。その桜から分けてもらって作った曲なので。 次に来る春を遠望して。