ぽつぽつ音楽野帳

小物楽器を野外で鳴らして、街角のピアノを弾いて、聞こえてくる音を聴いて。

わたしは小さなともだちのために歌う

 

Per Wingeというノルウェーの作曲家が書いた"Jeg synger for min lille venn"(わたしは小さなともだちのために歌う)という歌をきょうは演奏した。

 

わたしは小さなともだちのために歌う  

なんども なんども歌う  

じぶんや おかねのためにわたしは歌わない  

こどものためにだけ歌う そう あなたのために

 

わたしはこの歌ひとつだけを歌う  

なんども なんどもきいたこの歌を  

わたしが 小さなわたしだったころに  

なんにもできなかったころに いまの あなたのように

 

手持ちのCDには作詞者が載っていなかったが、調べてみると歌詞はフィンランドのRafael Hertzbergによる詩をNordahl Rolfsenがノルウェー語に訳したものらしい。

ふいにおぼろに思い出してもう一度聴きたくなり、しまいこんでいたCDを引き出して聴いた。女性歌手がノルウェーの子どもの(子どもたちに歌って聞かせる)歌を歌ったCDで、短い歌がたくさん収録されていて、そのさいごにこの歌がしずかに入っている。

 

雨になった。