ぽつぽつ音楽野帳

小物楽器を野外で鳴らして、街角のピアノを弾いて、聞こえてくる音を聴いて。

野外オカリナ

やさしい音

「やさしい音ですね」と別々の方から言われた。初めてのこと。

公園の水辺に1時間半ほどいて、そのうち20分ほどオカリナを吹いただろうか。30分は吹いていない。あとは聞こえてくるものを聴いて過ごした。 あ、いや、やってきた鳩の相手をしたのでそれを入れると30分になっているかも。

それぞれの木の下で

このごろはメタセコイアの下でオカリナを吹く。四角の植え枡から根が植え枡の形にはみ出している。木の梺にはたぶんタネツケバナだと思う草の鞘が並んでいる。ときどきしゃがんだりベンチに腰掛けたりしてひととき過ごす。 そんなふうにしてその下で過ごす木…

わたしは小さなともだちのために歌う

Per Wingeというノルウェーの作曲家が書いた"Jeg synger for min lille venn"(わたしは小さなともだちのために歌う)という歌をきょうは演奏した。 わたしは小さなともだちのために歌う なんども なんども歌う じぶんや おかねのためにわたしは歌わない こ…

セントルイスブルース

公園でときどきお会いするブルースマンの方にセントルイスブルースのお手合わせをいただく。先週は私がブルースの基本を押さえていなくて大失敗したが、今度はおかげさまでいくらかかたちになった。

海 〜 私はここにいます

浜辺で、この陽射しの下で、「春よ、来い」は似合わない気もしたけれど、吹いていたら「私はここにいます」のところで大海原を感じた。 東に開けている海は好きだ。東から海と空の光がやってくるととても新鮮に感じる。 (宮崎の海と空をどこかで思い出して…

石山寺と瀬田川

びわ湖マラソンをちらっと見ていてちょうど石山寺が映った。むかし、石山寺正面のおみやげ屋さんが並ぶ軒から大きな松の木が飛び出しているのを見た。木を伐らずにそのようにしてある様子だった。今日テレビで見たら変わらずそのままで、少しじんとした。 そ…

音楽を取り戻す

[音楽の]全体像がどこかへ行ってしまっていて(やっぱり何かが壊れたままだ)、録音して聴いてみるとアーティキュレーションがまるで「はまって」いない。しかたないのでテンポを落としてあえて無表情に吹き通すところからやり直してみる。 そして楽器を持…

鳥と口笛とスケールと

今日は時間があったので、大濠公園でスケールをたっぷりとおさらいした。曲を演奏するより好きかもしれない。 今日はけっこういろいろな鳥が来た。スズメも来た。メジロがこちらを見ていたのにはちょっと驚いた。 「春よ、来い」を吹いていたら、通りかかっ…

拍手か足音か

「愛燦燦」を吹いていて、遠くから拍手のような足音のようなよくわからない音が聞こえて、きっと足音だろうと思って何もせず、ひょっとしたらまた失礼をしてしまったかもしれない。もう暗くて遠くはまったく見えなかった。もし私の勘違いだったらおわびした…

いただく言葉

騒がしかったらしい。 [このツイートをする前に検索で見かけたボットツイートを自分のオカリナへの言葉だと勘違いした] いっぽうで、お世辞かもしれないけれど、いい音がしていたので…と来てくださった方も。お持ちの管の銘柄をうかがってびっくり。 何回…

桜の下で(公園最後の日)

今日会った子どもたちとはもう会うことがないかもしれない。「花は咲く」は卒業式で歌った、と、にこにこと笑っていた。 ここでしか会うことがなかった人たちが何人も、何人も。いつかまた、この桜の下で、会う日があるなら。 それがこの次の春であってほし…

次に来る春へ

「さくら(独唱)」もあらためて練習したけれど、明日は、もし機会があれば、自分が作った「桜」を演奏しようと思う。その桜から分けてもらって作った曲なので。 次に来る春を遠望して。

今年最後の夕日を送る(2014年)

夕日を見送ることができた。他に人が誰もいない展望塔で強風に吹かれながら今年最後の野外の笛を吹いた。 どうか佳い年を迎えてください。

年の瀬を送る公園、さくら

年内最後のお天気になりそうなので、合間をみて小さな公園でオカリナを吹く。公園はいつになくにぎわっていて、こどもからもおとなからも声を掛けられた。 その公園は来年早々に無くなる(廃止ではないと言うが次に出来るのは何年も先)ことになっている。そ…

アンパンマンのテーマ

今日もひさしぶりの方に声を掛けていただく。それから遠征中?の体育会系高校生から拍手をいただいたが喜んでいただけそうなナンバーを知らない。なぜそこでアンパンマンのテーマを吹くことにしたのか自分でもよくわからない。 年内の大濠公園はこれで最後に…

幻日と飛行機雲

今日はひさしぶりの方から声を掛けていただき、幻日と飛行機雲を背にクリスマス演目を。おかげでこどもたちやカメラ撮影の方も立ち寄ってくださり、楽しい年末のひとときだった。ありがとうございました。

久留米百年公園でクリスマスの曲を

久留米の百年公園。こどもさんと犬からけげんそうな目で見遣られながらクリスマス向きの曲を。 久留米で引き止められて(音楽でではない)大濠公園へは行けなかった。でもまあよい話も伺えたので。 このあと野外で吹く機会があるかどうかわからないが、修行…

公園オカリナ1年

公園で吹き始めて1年になる。メモによると1年前は「夜明けのうた」などを練習していたらしい。「夜明けのうた」は様にならず、仕上げないままだった。あらためて吹いてみたが今度はなんとかなりそうな気がする。

寒さの野外オカリナ

今日はフルートの方がお手合わせくださった。ありがとうございました。 ひとりで吹いたほうは、「花は咲く」で指が曲がらなくなり、ミスだらけになってしまった。申し訳ない。その後であられが降り出した。 終わってしばらくすると、肺というか気管支という…

けやきの下で

けやきが、ほんとうにどどうと鳴っていた。 ひどい風だった。 *** 自分は音楽のものまねをしようとしていただけなのでは?と思ったことがあった。 いまも、他の人に喜んでもらいたいという気持ちで有名そうな曲を選んで練習したりしているとそのような思いが…

北風小僧の寒太郎

「北風小僧の寒太郎」は自分の吹き方に合っているみたい。通りかかった親子連れの方々が歌いながら去っていった。

いい音なのだけれど…

Tオカリナ[オカリナのある銘柄]をひさしぶりに吹いてみたけれど、やっぱり耳が痛い。吹き口から口の中に硬い音が入ってきて耳を刺すような感覚がある。倍音を響かせずに風を吹き込んで音を柔らかくしてもその感覚が残る。とてもいい音だとは思うのだが…。…

森のくまさんとアヴェ・マリア

森のくまさんを2番までしか吹かなかったので、せっかくリクエストしてくれたのに申し訳なかった…と思っていたら、5番まであったのか。 シューベルトのアヴェ・マリア、ふだんは1番か2番までで止めるのだけれど、今回は全曲演奏させていただいた。むかし…

星野村

順不同に書くけれど、星野村に行った。広内の棚田にはコスモスが少し咲いていた。展望所で開かれる地元の方々の直売所はこの日はなかったが、存じ上げている方がたまたまおられて、展望所で里の秋を吹いて聞いていただいた。 星野川とその支川では各所で災害…

ボート来たる そして再会

公園の池辺でオカリナ。今日は「空がこんなに青いとは」を吹いていたら漕ぎボートが岸に突っ込んできた。漕いでいる方はこっちに来るつもりはなかった御様子で、ボートが勝手に突っ込んできたもよう。 やってくるものの何かがだんだんエスカレートしているよ…

志免町ピアノイベントと駕与丁公園オカリナ

志免町でピアノを弾いてきた。常連の方々に混ぜていただき勝手のわからないまま好きな小曲を2つ。それより参加者の方々の演奏に感銘を受けた。ブラインドの向こうに透けて見える青空が深かった。その青空に高く高く響いていくような。 足を伸ばして駕与丁公…

危機一髪

公園でオカリナをこどもさんに奪われそうになった。1音吹いたら返してくれた。

蛇来たる

大濠公園、きょうは1メートルちょっとぐらいの蛇がやってきた。さすがにびっくりして吹くのを忘れた。おとなしくしているので手で挨拶したらこちらを窺いながら退避し始め、池の水面を泳いで岸辺の岩の隙間に潜り込んでしまった。 蛇はやっぱり笛の音に来る…

こどもの領分

きょうは楽器の方に次々とお目にかかった。自分で吹く時間はほとんどなく、ほぼ聴いて歩く感じだった。 ふだんは立ち寄らない公園の一角で1曲吹いていたら、こどもたちからここは領地なので勝手なことをしないでと言われた。モーツァルトが吹けるかと問われ…