ぽつぽつ音楽野帳

小物楽器を野外で鳴らして、街角のピアノを弾いて、聞こえてくる音を聴いて。

その場所のこと

それぞれの木の下で

このごろはメタセコイアの下でオカリナを吹く。四角の植え枡から根が植え枡の形にはみ出している。木の梺にはたぶんタネツケバナだと思う草の鞘が並んでいる。ときどきしゃがんだりベンチに腰掛けたりしてひととき過ごす。 そんなふうにしてその下で過ごす木…

伝説のトランぺッター

(大濠公園でフルートならたぶんあの方だ…明日も吹いておられるだろうか)[ツイート検索で見かけたツイートのこと] (大濠公園でいろんな方からお話を聞くのは伝説のトランぺッターの男性の方のこと。私も耳にしたことがあるかもしれないけれど以前は草を…

海 〜 私はここにいます

浜辺で、この陽射しの下で、「春よ、来い」は似合わない気もしたけれど、吹いていたら「私はここにいます」のところで大海原を感じた。 東に開けている海は好きだ。東から海と空の光がやってくるととても新鮮に感じる。 (宮崎の海と空をどこかで思い出して…

石山寺と瀬田川

びわ湖マラソンをちらっと見ていてちょうど石山寺が映った。むかし、石山寺正面のおみやげ屋さんが並ぶ軒から大きな松の木が飛び出しているのを見た。木を伐らずにそのようにしてある様子だった。今日テレビで見たら変わらずそのままで、少しじんとした。 そ…

桜の下で(公園最後の日)

今日会った子どもたちとはもう会うことがないかもしれない。「花は咲く」は卒業式で歌った、と、にこにこと笑っていた。 ここでしか会うことがなかった人たちが何人も、何人も。いつかまた、この桜の下で、会う日があるなら。 それがこの次の春であってほし…

年の瀬を送る公園、さくら

年内最後のお天気になりそうなので、合間をみて小さな公園でオカリナを吹く。公園はいつになくにぎわっていて、こどもからもおとなからも声を掛けられた。 その公園は来年早々に無くなる(廃止ではないと言うが次に出来るのは何年も先)ことになっている。そ…

望月克己さんの『筑後のわらべうた』

久留米では図書館で『筑後のわらべうた』を読む。望月克己さんという方が筑後(一部肥前)各地で採譜したわらべ唄と民謡が、望月さんの亡くなられた後に有志の方々によってとりまとめられて本になったもの。 「いっぽてっぽ」という遊び唄をレパートリーにし…

くるめ街かど音楽祭(2014年)

くるめ街かど音楽祭(2日目)から帰着。[聴くのを]楽しんだ。 1日目は遅くなって久留米に着いたので、あけぼの商店街と市役所横だけ駆け足で。若い人たちのライブを楽しんだ。 2日目も各所に分散している会場を駆け足で。尺八とオカリナとサンポーニャ…

星野村

順不同に書くけれど、星野村に行った。広内の棚田にはコスモスが少し咲いていた。展望所で開かれる地元の方々の直売所はこの日はなかったが、存じ上げている方がたまたまおられて、展望所で里の秋を吹いて聞いていただいた。 星野川とその支川では各所で災害…