びわ湖マラソンをちらっと見ていてちょうど石山寺が映った。むかし、石山寺正面のおみやげ屋さんが並ぶ軒から大きな松の木が飛び出しているのを見た。木を伐らずにそのようにしてある様子だった。今日テレビで見たら変わらずそのままで、少しじんとした。
その頃は石山寺駅のそばに駄菓子屋さんがあって、店主のおばあさんと話し込んだ。数年続けて関西に行く機会があって、そのたびに電車に乗って出かけていった。最後の年にお店が閉まっていた。
出先でオカリナを吹くようになったのは石山寺のすぐそばの瀬田川の河原が最初だった。広い琵琶湖のほうから川の水が流れてくるのがはじめは不思議な感じだった。